【化粧初心者向け】沖縄文化エイサーの京太郎 (チョンダラー)のメイク方法

エイサーのチョンダラーの白塗りメイクって
どうやったらいいん?

旧盆のエイサーでチョンダラー役に抜擢されたけど、「あの白塗りメイクってどうやってるのだろう?」 「初めてのチョンダラーメイクでどうしたらいいかわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。

この記事では、練白粉とドーランの2通りのチョンダラーのメイクのやり方を紹介していきます。

白塗りお化け⁉エイサーの京太郎 (チョンダラー)とは?

この記事を見てくださっている方には説明しなくてもわかるかと思いますが、エイサーとは沖縄の旧盆(2023年は8月28日~30日)に先祖を送り出す念仏踊りのことです。

本州でいう“盆踊り”かな

チョンダラーとはエイサーの踊り手の1人で白塗りの顔をした道化師のことを指し、エイサーを盛り上げ役を担っています。

引用元:うるま市観光物産協会「エイサーってなあに?」

沖縄出身の友人にチョンダラーについて聞いたところ、「チョンダラーはただ盛り上げるだけでなく、整列させたり、太鼓のバチを交換したり、サポート役を兼ねているからベテランがやってることが多いんやで」とのことでした。

沖縄で初めてチョンダラーを見たときは、変なメイクで不気味やし、太鼓を叩くお兄さんたちの引き立て役なんかなと思っていました。すいません。

友人の祖父母が住んでいる地域では小さなお子さんもチョンダラーもしたり、今回メイクの相談をしてきた友人もただ盛り上げるためにチョンダラーを任されたそうなので地域によって色々異なるようです。

大阪の感覚やと、盆踊りというより
だんじりみたいな感じかもしれん

それならチョンダラーは
だんじりの若頭みたいやな

最終日のウーウイ(ご先祖様の見送り)に行われる行事でしたが、現在は旧盆中は1日目のウンケーからウーウイまで昼夜を問わず行われるようですね。

ウンケー、ナカヌヒー、ウーウイ、道ジュネー
って呪文みたいだニャ

チョンダラーの白塗りメイクをするには、練白粉とドーランの2種類の方法がある

チョンダラーメイクで1番大事な白塗りメイクをするには、

  1. 練白粉:例)舞妓さん
  2. ドーラン:例)ピエロ、ゴールデンボンバーの樽美酒

の2種類の方法があります。

練白粉でもドーランでも同じくらい手間がかかるので、どちらがおすすめというのはありませんが、使い方も肌ノリや仕上がりも全く違うので、個人の好みに合わせて選んで頂いた方がいいと思います。

自分の肌には、ドーランと練白粉のどちらがいいのかわからないと悩まれている方は、次の比較表を参考にしてください。

練白粉とドーランを比較

舞台用練白粉
ドーラン
価格 550円
資生堂オンラインなら全国送料無料
880円
お店によって価格と送料がかかる
白の発色の良さ ○(ちょっとコツがいる) (初めての人でも
ひと塗りでそれなりに白くなる)
速乾性 (パウダーを付ければすぐ乾く) △(上からパウダーを付けてもベタつきは残る)
ポイントメイクのしやすさ △(ドーランの白と混ざってヨレやすくなる)
崩れにくさ ◎(油性なので汗水に強い)
匂い △(独特の香りがする) ○(気になるほどではない)
メイクの落としやすさ ×(どちらも落ちにくい) ×(どちらも落ちにくい)
肌への負担の少なさ
衣装の汚れにくさ (乾いたら服にもつきにくい) △(服に当たると色がつきやすい)

比較表を見てもどっちがいいかわからないという方は、

  • 肌が弱い、安く済ませたい→練白粉
  • 肌強い、できるだけ真っ白な顔にしたい→ドーラン

という感じで選んでいただければいいかと思います。

ただ、本音を言うとゴールデンボンバーの樽美酒さんのように真っ白にするには、上記で紹介したドーランより1,000円ほど高いクラウンホワイトを使わないと難しいです。

【肌が弱い方向け】練白粉を使ったチョンダラーの白塗りメイク

必要なメイク道具一覧 練白粉ver.

 

練白粉を使った白塗りメイクの方法

  1. 洗顔後、化粧水や乳液を付けずに直接ニベア、ワセリン等の油性クリームをたっぷりつける。(舞台用化粧下地(550円)使った方が化粧ノリは良くなる)
  2. 少し大きめの容器(タッパーがあると楽)に練白粉入れて、練白粉と水を1:0.8~1:0.9くらいの割合で溶く。
  3. 水で溶いた練白粉を板刷毛を使って顔全体に塗ったあと、スポンジパフで抑える。
  4. ベビーパウダーをはたいて油分を抑えていきます。(粉白粉を使った方がより白い仕上がりになる)
  5. 最後にライニングカラーの赤や黒を使って、チョンダラーのポイントメイクを描いていけば完成です。

最初の頃はひと塗りで思うような白塗りにならないかもしれません。

慣れるまではひと塗りで全体を塗るのではなく、ちょっとずつ板刷毛で塗る→スポンジパフで抑える、また板刷毛で塗る→スポンジパフで抑えるとこまめに塗っていく方がやりやすいかもしれません。

練白粉は慣れると1~2分で完成し、赤や黒のライニングカラーが滲みにくいので、慣れればドーランよりも扱いやすいと思います。

ドーランで肌が荒れる、肌が痒くなったことがあるという方は、騙されたと思って練白粉を試してみてください。550円なので試す価値ありです。

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楽天ペイやメルペイも使えます☺

練白粉の方がドーランより肌呼吸できる

【ガッツリ白塗りにしたい方向け】ドーランを使ったチョンダラーメイク方法

必要なメイク道具一覧 ドーランver.

ドーラン比較表

グリースペイント ホワイト

ベンナイ クラウンホワイト

メーロン クラウンホワイト

価格 880円 1980円 2,906円(Amazon)
内容量 8g 49g 198g
コスパの良さ ×(110円/ℊ) △(40円/ℊ) ◎(15g/円)
使いやすさ
初心者でも塗りやすい

伸びにくいので
慣れるまで使いにくい

伸びにくいので
慣れるまで使いにくい
仕上がりの良さ
真っ白にまではならない

しっかり白塗りになる

しっかり白塗りになる

1人でしか使わないのであれば、グリースペイント ホワイトで十分かもれません。

ただ、大人数で使うのであれば、ベンナイメーロンのクラウンホワイトの方がコスパが良く、より綺麗な白塗りメイクになるのでおすすめです。

ドーランを使った白塗りメイクの方法

  1. 洗顔後、いつものように化粧水や乳液でお手入れ後にニベアを塗る。(ニベアを挟んでいるだけであとでドーランが取れやすくなる)
  2. ドーランを手に取って、顔全体に伸ばしていく。綺麗に白塗りになるまで5分くらいかかるかもしれません。
  3. 顔全体にドーランを塗り終えたら、粉白粉 SW透明をはたいてドーランの油分を抑える。
  4. 最後にライニングカラーの赤や黒を使って、チョンダラーのポイントメイクを描いていけば完成です。

ドーランは固いテクスチャーで伸びにくいため、スポンジで塗るよりも、手に取って伸ばしていくほうが馴染みやすいです。

顔全体に塗るのに5分くらいはかかるので、「白くならない」という方は塗り甘いのかと思います。

粉白粉 SW透明ではたいて油分を抑えても、ドーランは髪の毛や服につきやすいので着替えの際は気を付けてください。

練白粉よりドーランの方が白くなりやすい

チョンダラーメイクに必要な赤や黒のポイントメイクには何を使えばいいのか?

チョンダラーメイクで必要な赤や黒のポイントメイクをするには、油性着色料のライニングカラーが必要です。(普段使っているようなメイク道具を使っても色がのりません)

チョンダラーメイクには、の2色のライニングカラーがあれば充分です。

沖縄では、スーパーの化粧品コーナー、街の化粧品屋、三味線屋など色んな場所でチョンダラー用メイクセットと称してライニングカラーが販売されていますが、旧盆近くなるとどこも売り切れになるので、早めに購入しておきましょう。

真似してみたい⁉色んなチョンダラーメイクをまとめて紹介

「どんなチョンダラーメイクしようかな?」とお悩みの方向けに、ネット上で見かけた面白いチョンダラーメイクをまとめてみました。

引用元:琉球村日記「チョンダラーの巻!!!」

引用元:ナポレオンのブログ「[第811回]海物語を語る日!」

どのチョンダラーさんも個性があって面白い。

チョンダラーメイクの白塗りもしっかりとれるクレンジング5選

ビオレ クリアふきとりシート

洗面所でメイク落としができないことが多いと思うので、チョンダラー役の方は拭き取りタイプのメイク落としが1つあると安心です。

ふきとりシートだけでは完全に落としきれませんが、ある程度ふきとりシートでメイクを落としておくと後がとても楽になります。

クレンジングオイルやベビーオイルを塗ってからふきとりシートで拭き取る方がより、肌の負担なく白塗りメイクが落とせます。

ビオレ パーフェクトオイル メイク落とし

白塗りメイクのメイク落としは、クレンジングオイル派かコールドクリーム派に分かれるのですが、クレンジングオイル派に人気があるのがビオレパーフェクトオイルです。

1回では落としきれないので、2回か3回に分けてメイクを落としてください。

1回目は、クレンジングオイルでメイクを浮かしたあと、ティッシュやおしりふきで拭き取く。

2回目か3回目は通常の使い方通り、クレンジングオイルでメイクを浮かしてから、水洗い流すようにするとスッキリ落とせます。

ポンズ クレンジング コールドクリーム

さきほど紹介クリアふきとりシートでもそれなりにメイクを落とせますが、ドーランで白塗りにしている方はポンズのコールドクリームの方がおすすめです。

たっぷりとコールドクリームを顔にのせて、くるくると顔になじませていくと、メイクが浮き上がってくるのであとはティッシュで拭き取るだけで簡単に白塗りメイクを落とせます。

ただ、白塗りメイクを1回落とすのに、1箱近いティッシュがなくなります...。

コールドクリームは水洗いタイプもありますが、緑のパッケージのふきとりタイプの方が落ちます。

ニベア スキンクリーム

ニベア缶でもいいのですが、ボディクリームの方が伸びるので顔に塗りやすいのでおすすめです。

コールドクリームのように、【スキンクリームを顔に塗る→ティッシュで拭き取る】を何度か繰り返すとドーランの白塗りメイクも落ちます。

ティッシュよりも、おしりふきやウエットティッシュ、ふきとりシートなどの水分を含むものを使って拭き取る方が早く落とせます。

ベビーオイル

1番用意しやすいメイク落としは、ベビーオイルでしょう。

ベビーオイルも、ニベア スキンクリームのように、【ベビーオイルを顔に塗る→ティッシュで拭き取る】を何度か繰り返すとドーランの白塗りメイクも落ちます。

ティッシュよりも、おしりふきやウエットティッシュ、ふきとりシートなどの水分を含むものを使って拭き取る方が早く落とせます。

まとめ

エイサーのチョンダラーの白塗りメイクをするには、

  1. 練白粉:例)舞妓さん
  2. ドーラン:例)ピエロ、ゴールデンボンバーの樽美酒

の2種類の方法があります。

どちらも一長一短で、練白粉は安く済み、肌への負担が少ない上、短時間で白塗りが完成しますが、ピエロやゴールデンボンバーの樽美酒さんのような真っ白にはなりません。

ドーランは高いものを使用すると、ピエロやゴールデンボンバーの樽美酒さんのような真っ白になりますが、肌への負担が大きく、塗り終わるまで5分以上かかります。

個人的には肌への負担も少なく、メイクもしやすい練白粉の方が好みですが、チョンダラーメイクの白塗りはドーラン派の方が多い印象です。

赤や黒のポイントメイクは練白粉でもドーランでも、油性着色料のライニングカラーの2色を用意してください。

「家にあるアイシャドウやアイライナーを使いたい」という方もいますが、全然色がのりませんし、すぐに落ちてしまいますので諦めてライニングカラーを購入してください。

ふきとりシートコールドクリームあるいはニベアがあれば、水道のない場所でもチョンダラーの白塗りメイクを落とすことができます。いずれか1つでも用意しておくと役立ちますよ。