お箸も持てないくらい手が痛いし、指紋認証もできない
手荒れの原因はチョークです
チョークを触るのをやめたらおさまりますよ
教員や塾講師のみなさん、1度はこういう経験したことがないでしょうか。
お箸も持てないくらい手(特に指先)が痛くて、藁を掴む思いで病院に行ったのに「チョークを触るのをやめたら治ります」って。
チョーク触らずに過ごすとか絶対に無理‼
病院へ行っても改善されなくて、手荒れはひどくなる一方。
バンドエイドを貼りすぎて黒板に書きずらい上、アルコール消毒が死ぬほど手にしみる状態。
だけど、受験シーズンになったら何度も病院に行く暇も余裕もない。下手に病院へ行って風邪を移されたりしたら塾長に○ろされる...。
藁にもすがる思いで、職場の先輩に教わったチョークの手荒れ対策を片っ端から実践することに。
実際に試してみて効果があった“チョークの手荒れ対策方法”を4つ紹介致します。
※国語教師ではないので、読みにくい文章かもしれませんがお許しください。
チョークで手や指が荒れてしまったら試して欲しい4つの手荒れ対策
①チョークホルダーを用意する
チョークで手荒れする方に1番気を付けて欲しいことは、チョークの粉に触れないようにすることです。
必要以上にチョークに触れないように、チョークホルダーを用意しましょう。
慣れるまで書きにくく感じるかもしれませんが、慣れるとチョークホルダーを付けた方が書きやすくて腕の負担も減ります。
短いチョークでイラつくこともなく、腱鞘炎ぎみなら特に買って損はないと思います。
チョークホルダーを使うだけで手や服にチョークの粉がつかないので、「なんでもっと早く買わなかったんやろ」って早く買わなかったことに後悔しました。
100均で売ってるクリアケースにチョークホルダー入れて持ち運ぶと粉が付かないし、教室間の移動で持ち運ぶときも便利です。(密封できるタイプがおすすめ)
私は毎日ケースを拭くようにしていましたが、ちょっとでもチョークの粉がつくのが嫌という先生はジップロックにチョークホルダーを入れて、毎日ジップロックを交換されていました。
几帳面な先生が小さめのジップロックを机の引き出しから取り出して毎日チョークホルダーの袋を取替える姿を見て、最初は「潔癖症なんだろうな。生きづらそう」なんて思っていましたが、チョークであかぎれが酷くなってからは几帳面先生の気持ちがわかるように。
チョークだけではなく、黒板の受け皿にたまっているチョークの粉も手荒れの天敵なので注意してください。
手荒れが悪化するにつれて、少しでもチョークの粉がついているだけでむずがゆくなるんですよね。
黒板消しを全然掃除しない先生のあとに授業をするときは、念入りに黒板クリーナーを掃除していましたが、黒板クリーナーが綺麗なだけでも手荒れがちょっとマシになる気がします。
②手袋を付ける
チョークホルダーでだいぶ手荒れはマシにはなりましたが、冬場になると「まだちょっと痛みがあるなあ」というくらいの手荒れが続き、めんどくさいなあと避けていた綿の手袋を使ってみることに。
- 手袋があると黒板に書きずらい
- プリントの配布がしずらい
- つけたり外したりが面倒
- すぐ片手を無くす
こんな感じ手袋を付けると色々面倒ではありますが、劇的に手荒れは改善されました。
手袋を付けていると、黒板消しを触るときでもチョークの粉が付かないので手荒れが改善に繋がったのかと思います。
本当に手袋を付ける面倒なことが多いのですが、手荒れに悩んでいる教員の方々は1回試してみて欲しい。
手袋は100均でも売っていますが、綿100%の手袋は100均ではあまりみかけなくなりました。
ドラッグストアでも売ってたりしますが、ネットで買う方が探す手間なく安くで買えます。
綿以外の手袋でも大丈夫ですが、綿以外の手袋だと長時間付けていると痒くなったり、手がもぞもぞするので綿100%手袋がおすすめです。
ちょっとでもチョークの粉が付いたら手が荒れるという先生は、ニトリル手袋を使用されていました。
ニトリル手袋ならプリント配布も楽な上、使い捨て出来るのでおすすめなんですが、私は【匂いが苦手+手汗が酷い】ので使えませんでした。
③おしりふき
チョークの粉が付いたらすぐ手を洗いに行けたらいいのですが、教室移動やプリントの準備で手を洗う暇はないので、私の場合おしりふきを持ち歩いていました。
ウェットティッシュは高いし、アルコール入りだと手にしみるので、手が荒れているときはおしりふきがちょうど良いんですよ。しかも安い。
でも生徒やちょっと面倒な先生に見られると、「先生、赤ちゃんできたん?」ってめっちゃ聞かれます。おしりふきくらい好きに使わせて…。
④教員御用達のハンドクリーム
手が荒れているときにはもちろんハンドクリームを付けて欲しいのですが、男女問わず先生達の間で人気だったのは、アベンヌの薬用ハンドクリームでした。
「チョークの手荒れにはアベンヌいいよ」と先輩の先生方に教えてもらいましたが、「アベンヌって昔流行ったブランドやん」って聞く耳をもたず、いつも手荒れのときに使っていたキスミー薬用ハンドクリームを使っていました。
いつもの手荒れなら2、3日で収まるのに、一向に手荒れが改善されることはなく、最後の切り札のアベンヌのハンドクリームを使ってみたところなんで先生たちの言う事を聞かなかったんだろうってなりました。
ハンドクリームやワセリンを塗っても一向に治る気配がないと悩んでいるハンドクリーム迷子の先生方は1回試してみて欲しい。
夏場は塗った直後はべたつきを感じるかもしれませんが、冬場はなじむのが早い。(それだけ乾燥してたのね)
授業前と授業後、トイレあとにアベンヌのハンドクリームを塗りこんでいたら、いつも間にか指紋認証ができるようになり、お箸を持っても痛くなることは無くなりました。(iPhoneSE、galaxy民には指紋認証できないと死活問題)
ほんとに手荒れが酷いときはハンドクリームをたっぷり塗ってから、サランラップを巻いて5分くらい放置するだけで第一関節が普通に曲げられるくらいにはなります。
アベンヌのハンドクリームでも手がしみたという方は、白色ワセリンにしておきましょう。
【この方法は、私には合わなかった】
おじいちゃん先生にゴリ押しで勧められたのが、授業前にオロナインを手に塗る方法です。
手がベタつく、クサイ、チョークの粉が余計につく始末で正直何がいいのかわかりませんでした。
一応、1週間くらい試してみたけど変化がなく、他の先生に聞いても「あれよかった試しない」って言ってました。
気になる方やおうちにオロナインがあるなら、試すのはタダなのでダメ元で試してみてはいかがでしょうか。
どの方法を試してみてもダメだったら…
先ほど紹介した手荒れ対策法を試してみても、改善されなかった場合は、
- なるべく黒板を使わなくていいようにプリントメインの授業にする
- できるならパワポで授業を完結させるようにする
黒板を使わないように授業を進められたらいいのですが、現実的にとっても難しい。
プリント嫌いな先生がいると、プリンター使う度に文句言われますからね。(塾長ストレスぶつけてこないで)
高校教諭の友人も手荒れで悩んでいるのに、「せっかくipadが導入されたのに古風な先生のせいでノートと黒板しか使えない」と話していました。
教師は生徒よりも同僚の先生方や保護者に気を使うことが仕事と割り切り、手や声と精神を犠牲にするしかないのかもしれません...。
手荒れにも精神的にも追いめられているなら、今の塾とは指導形式が異なる塾への移動を考えてみましょう。
- 進学塾はプレッシャーが凄くパワハラ強め。生徒や保護者の質は良い
- Fランレベルは猿を相手にする感じ。進学塾より先生同士のギスギスは少ない
- 個別指導は生徒ガチャの要素が大きい。当たるとラクだが外れると地獄
- 地方に根ずく独特の塾は宗教臭がすごい
これは私の経験談を簡単にまとめたものですが、ストレスMAXの教室で働いていたときは手荒れも唇荒れ、口内炎もMAXでした。
あっ、唇荒れで悩んでいる先生はこの記事も読んで欲しい。
系列の個別に移動して給料は少し減りましたが、労働時間だけでなく手荒れも唇荒れ、口内炎も減り、移動して本当に良かったと思いました。
講師をやってると楽しいこともたくさんありますが、子供以外でイライラすることが多いので、「もう無理」って思ったら転職サイトを眺めてみると落ちつきますよ。
次の理不尽に怒られたら転職しよ!って考えているだけですこーしだけイライラも収まります。少しだけですが。
本当にストレスの溜まる仕事(特に人間関係)ですが、子供の成長を感じられる瞬間は何事にも代え難い喜びを感じられたり、楽しい仕事でもあるので手荒れに負けず頑張りましょう~‼